民主主義とノブレス・オブリージュが両立するかについて考えてみ たい。 「高貴な者は、高貴な振る舞いをせよ。ノブレス・オブリージュ。 美しい響きだ」 2006年1月から1年間に渡って放映された『仮面ライダーカブ ト』に登場する、仮面ライダーサソード役、神代剣の名セリフ。 ノブレス・オブリージュとは、フランス語で文字通り「貴族の義務 」あるいは「高貴な義務」のこと。一般的に財産、権力、社会的地 位には責任が伴う事を言うけれど、貴族のいない民主国家における ノブレス・オブリージュを考えてみる。 高貴さを表現するのに、身分が使えないということは、外見もさる ことながら、それ以外のもの、精神的なもので高貴さを表現しなけ ればならないということ。 プラトンは、魂には理性、気概、欲望の3つの部分からなっており 、理性が他の2つの部分に命令を発して、全体として調和するとき 、正義が実現されるとした。 欲望が理性に従わないと不節制・放埓に堕し、気概が理性のくびき を逃れて暴れだすと乱暴や傲慢が生まれる。 高貴な精神の生成にはどんな条件が必要なのであろうか。